お問合せ Twitter スタッフ日記 紙ひろば ドットキョート

TEL
075-781-9105
FAX
075-711-9687
mail
info@backsgazai.com
営業時間
AM10:00~PM7:00
(定休日はございません)

はじめての日本画

日本画の道具について

これだけは準備したいもの

絵皿:岩絵具、水干絵具と膠液を混ぜる時等使う陶器製のお皿です。大・中・小と大きさもいろいろあるので、
   絵具を溶く量に応じて選びましょう。
硯 :骨描きするときや黒色として墨を摺って使う時に必要です。墨液(墨汁)を使う時は必要ありません。
乳鉢:胡粉や水干絵具を乳鉢で摺ったり、膠と水を入れて溶いたりする時に使用します。
筆洗:使用中の筆を洗ったり、絵具を薄める水を入れておいたりする道具です。丸いものや四角いものがあり、
   仕切も2つのものから3つあるものもあります。
水匙:膠液を計ったり、混ぜる水を計ったりするのに使うスプーンです。
膠鍋:膠を溶かす時に使う鍋です。 これを小型の電気コンロにのせて熱を与えます。
   膠鍋とコンロ、この2つをペアにして揃えるとよいでしょう。
念紙:下図を本紙に写すには、本紙と下図の間に念紙といわれる転写用の紙を挟み、
   下図の線を鉄筆でなぞって本紙に写しとります。念紙には青花を塗った青いものが一般的です。
   青花の念紙は水を含んだ筆でなぞると消えるので描き直しが効きます。
チャコペーパー:下絵を本紙に写す時、念紙の代わりにチャコペーパーを使用することもできます。
木炭:下図を本紙に写す時に、木炭を下図の裏から線に沿って塗り、表に返して鉄筆で線をなぞって写すという
   方法もあります。木炭は写した後画面に落ちている場合がありますので、羽ぼうきで軽く掃いておくと
   よいです。
鉄筆:先端のサイズが色々あるので、使いやすい太さのものを選んで、下絵の転写をしましょう。

準備中

岩絵具

日本画絵具の代表的なものは天然の岩石を粉にしたり、天然物 から採取したものを砕いたりして作られる、岩絵具です。岩絵具は粉砕した時の粒子の大きさで10段階に分級されています。粒 の大きいものから順に小さい数字が付いていて一番細かい14番は淡く白っぽい色をしているので白(びゃく)と呼んでいます。 準備中

顔彩

顔彩は水彩絵具と同じようにアラビヤゴムや膠を使って顔料を練り、小さい陶器やプラスチックの皿に注いで乾燥させたものです。小さい四角の皿に入れたものが「顔彩」で大きい丸皿に入れたものが「鉄鉢」と呼ばれています。岩絵具や水干絵具で描いた作品の最後の仕上げに濃く描き込むときや、スケッチのときに使う絵具です。

紙を選ぶ

[小さい作品を描く場合]

和紙にはいろいろな種類があります。 一般的なものでは、麻紙や鳥の子紙、美濃紙などがあります。薄美濃紙は下図を描いたり念紙に使ったりするのに向いています。紙はパネルや板に水張りして、絵具をのせたとき、波打ったり反ったりしないようにしましょう。

[大きい作品を描く場合]

大きい作品では絵具も厚塗りされる事が多いので、麻紙も強い繊維の紙を選び、特に厚手のものを使うとよいでしょう。厚手の紙はとても硬いので、空気が入りすぎないようにする等、水張りも注意深くする必要があります。
準備中

水干絵具

天然の黄土などの土を水でよく洗って天日で乾燥させたものと、顔料やレーキ顔料を胡粉と混合して水簸(すいひ)、精製したものが水干絵具です。岩絵具と違い各色の粒子が細かく、一定で混色も自由です。水干絵具は価格も安いので下塗りによく使われます。初心者の練習用に適している絵具です。 準備中

墨,墨汁

日本画を描き始める手順として、最初に「骨描き(こつがき)」という輪郭線を入れる作業がありますが、それには墨を使います。墨汁で代用することも出来ますが、墨汁は濃くできているので水で薄めて使います。墨はその他にも色を落ち着かせたり、黒色として使います。油煙墨(赤味)と松煙墨(青味)を用途によって使い分けるとよいでしょう。 準備中

[絵絹に描く場合]

日本画の代表的な基底材に絵絹があります。絵絹は木枠に張って描きます。縦糸と横糸の伸縮の違いなどで扱いの難しい点もありますが、日本画絵具の美しさをよく引き出してくれる、大切な基底材です。
準備中

筆の種類を選ぶ

[骨書きする場合]

下図を墨で描き起こす時は、細い線が描ける筆が必要です。この時は面想筆か骨描筆がよく使われます。

[彩色する場合]

絵具や水をよく含む彩色筆が一般的です。付立筆という、線描にも彩色にも使える筆もあります。

[広い面を塗る場合]

バクなどの広い面を塗るときは、幅の広い筆が必要です。日本画では刷毛や、彩色筆を3本から7本までヨコに並べて作った連筆があります。

[ 色をぼかす場合 ]

一度塗った色をグラデーションを付けてぼかしたい時は隈取筆を使います。隈取り筆に水を付けて生乾きの色を撫でると、きれいなグラデーションが出来ます。

[ドーサ塗りや水張りする場合]

ドーサを引く時はドーサが均一に引ける刷毛が必要です。ドーサに含まれている明礬は絵具に混ざると、絵具の「のり」を悪くするので、彩色する刷毛とははっきり分けておく必要があります。

日本画絵具の使い方

色を混ぜて使う

岩絵具は、同じ番手どうしのものは均一な混色ができます。粒子が大きいもの(番手の小さいもの)の場合には、洋画の点描法のような効果が得られたり、番手の違うものを混色する場合には、比重の重い色が下に沈むため、 均一な混色とはまた違った効果が得られます。 水干絵具は番手の違いがないのでどの色でも均一な混色が出来ます。

色を淡くする

色を淡くしたい時は胡粉を混ぜると、やわらかみのある淡い色を作ることができます。

色を濃くする

岩絵具を使う時は同じ番手どうしの濃い色を混ぜるとよいでしょう。水干絵具を使う時は番手の違いはありませんので、より濃い色を混ぜるとよいでしょう。粒子の大きいもの(番手の小さいもの)を使うと色は濃くなりますが、粒子の小さい色の画面には接着力の心配があるので避けた方がいいです。そんな時は水干絵具を使うか、顔彩で濃い色を上から塗る手もあります。

膠について

日本画に使う膠は「三千本膠」「粒膠」「鹿膠」と液体にした「膠液」があります。三千本膠と粒膠、鹿膠は水で溶かしてから使いますが、膠液はこの溶かす手間を省くために作られた膠です。

膠液の作り方

1.ペンチ等で三千本膠を1~3センチくらいの大きさに切り一晩ほど水に浸しておく。
2.膠1に対して約10の水を膠鍋に入れ、 木べら等でていねいにかき混ぜながら電熱器などで過熱する。
  ※このとき、60℃以上にしないように注意する。(沸騰させると接着力が落ちる)
3.十分に溶けたら、きれいな布で漉す。
4.完成した膠液は、出来るだけ早く使用する。

膠液の保存方法

膠液はすぐに腐るので、できれば一日で使いきる量を作るようにしましょう。もし使い残してしまったら、瓶に入れてしっかり栓を閉め、冷蔵庫に入れておくと4~5日は持ちます。しかし夏は、それでも腐りやすいので注意が必要です。腐ってしまった膠は接着力がなくなっているので使用を止め、新しく作り直しましょう。膠液がゼリー状になったら湯煎したり、膠鍋に移しかえて電熱器にかけるなどして、液状にしてから使いましょう。この場合も温度は60℃以上にしないよう注意します。